現代においてはウィッグの使用目的は二つに大別されます。
そのうちの一つが薄い頭髪を隠すべく、地毛を補うという意味での補足品とし
ての使用目的になります。
人間の頭髪が著しく減少する理由として、加齢性のもの、遺伝性のもの、
ストレス、遺伝等が挙げられます。
また、抗がん剤治療の際の副作用として、一時的に毛髪が抜け落ちる事もあり
ます。
これらによって、髪の毛が薄くなったり抜け落ちる等した場合、それが周囲か
ら見て恥ずかしい事と見なされるケースがあるので、それを隠す為にウィッグ
が使用されるのです。
補足品としてのウィッグは、必然的にネガティブなイメージを持たれます。
単純に、身的欠陥が頭部にある事を隠しているという意味合いだけではなく、
それを隠すこと自体が好ましくないという考えを持っている人が少なからずい
るからです。
また、中年男性の多くが「かつら」として使用している事も、ネガティブイメ
ージの理由のひとつとなっているようです。
このように、補足品としてのウィッグは世間的にあまり良い印象を持たれてい
ないという事は、多くの人の共通理念であると言って良いでしょう。
しかしながら、近年ではそのような風潮を払拭しようという動きが活発化して
います。
ウィッグという言葉自体も、その中の一つに該当します。
「かつら」の持つネガティブなイメージを緩和すべく、各ウィッグ開発メーカ
ーが様々なCMを打つ、種類を豊富にして商品としてのイメージアップを図る等
の色々な工夫がなされています。